測量士補試験 No.3(22年) 法規等

ジオイドは、平均海面に相当する面を陸地内部まで延長したときにできる仮想の面として定められたものである。標高は、ジオイドを基準として測定される。

ジオイドには、地球内部の質量分布の不均質などによって凹凸があるため、地球の形状に近似した回転楕円体を想定する。我が国においては回転楕円体のうち、地理学的経緯度の測定に関する国際的な決定に基づいたものを準拠楕円体として採用している。

GPS測量で標高を求めるためには、準拠楕円体から地表までの距離である楕円体高に、準拠楕円体からジオイドまでの距離であるジオイド高を補正する必要がある。