測量士補試験 No.3(24年) 法規等

  1. ジオイドとは、平均海面を陸地内部まで延長したと仮定したときにできる仮想的な面のことをいう。標高はジオイドを基準として測定される。
  2. ジオイドは、周囲の地形や地球内部構造の不均質等によって凹凸があるので、測量の基準面として、地球の形状に近似した回転楕円体を採用する。
  3. その回転楕円体は、地理学的経緯度の測定に関する国際的な決定に基づいたもので、これを準拠楕円体という。このとき、準拠楕円体からジオイドまでの高さをジオイド高といい、準拠楕円体から地表までの高さを楕円体高という。GNSS測量で求められる高さは、楕円体高である。